1、ネット書店で予約すると1日くらい早く発送されてくる場合がある(遅配を防ぐため)。ただし業者によっては(発売日厳守の)配達日指定をかけてくることがあるので注意(だいたい早い業者は決まっているので一度予約販売で別の本を買ってみて、早く届くか確認しておくとよい)。
2、東京都であれば神田神保町付近の書店は本屋自体が取次まで取りに行ったり、「小取次」と呼ばれる小さいところから直接仕入れている場合があるので、漫画関係書を中心に比較的早く入手できるケースが多い。
3、同じく、秋葉原の書店は周囲が早売りをすることから協定を守っていないところも多いため、オタク系であればアキバが早い。BL本は池袋。あるいは大手アニメ、コミックチェーンなど。
4、書店自体にはそもそも前日くらいまでには本は搬入されているので、店員と仲が良くてチェーン等管理が厳しくないお店なら、店員と親しければ出してくれる可能性もある(ゴネても、断られるので迷惑をかけないこと)。
5、前日までではなく当日早く、になるがコンビニは朝4ー5時には品出しするが早いところは1時くらいには並べている。
雑誌は早く売っていけないという協定がある、書籍は早くてもOK
雑誌の場合、本来は協定があるので、売る側は早く売らないという表向きルールがある。早く入手するのはよくないことという認識はしておこう。でもなぜそれでも早売りがあるのか? それは、かつての「即売」という、いわゆる新聞流通、新聞のスタンドで雑誌が売られていた時代、そちらのほうが入荷が早くなったからだったという説もある(諸説あり)。販売が早いほうが売れるのは事実だ。
なお、書籍については、全国の地域によって入荷日がかなりゆれること、また入荷したら即品出しされることから、厳密な意味での発売日というのは存在せず、特に出版社サイドが指定している発売予定日より前に売っても差し支えはない。
紙ものを早く入手するには、流通上、首都圏が有利
なお、どうしても首都圏が早くなる傾向がある。理由としては、印刷所・取次店(多くが東京と埼玉あたり)からの距離で、近いので出荷も早いし、運送的にもすぐ届いてしまうからだ。どうしても地方は配送網の関係で余計に時間がかかるため、発売日が遅れる傾向がある。地方の場合、個人が実施可能なのはは1、5番くらいだろうか。
1番は、たいがいの出荷が首都圏なので、翌日配送地域や、当日便ならば発売日前に収まることがある。
発売前にプルーフを入手する
書評家だったり、パブリシティを掲載する媒体、またいっぱい販売してくれたり、本屋大賞に影響力があるような大手書店の棚担当者だと、大手出版社の小説なんかの場合、【非売品】として作られるカバー無しの本が発売よりも前に手に入ることがある。