非正規労働者が老人になる時代がもうすぐ来る
世の中「カネ」ではある、日本では年を取れば取るほど正社員収入は多くなるシステムだったが、最近は非正規労働のままで定年を迎える世代もくるわけで、そういう場合、たとえば退職金制度がなかったりなど、大変寂しい収入となってしまうことも普通に起こってくるようになるだろう。 一方正規であっても、通常定年後再雇用する場合は嘱託だったりするので、結構な立場だった人が月収十数万に逆戻りなんていうこともわりとある。
金は退職金以外からも作れる
そういうことになっても困らないために様々な有形無形の保険的なシステムがあるわけだ。実際の保険ではない。あるものを1つ減らせばいい話だ。 たとえば ローンで家を買っている人なら売ってしまえば現金は作れる。 車だってそうだ。 趣味で高額な商品を持っていたら、それを処分して二束三文にならないものもあるだろう。 都会にいたら田舎に引っ込めばお金は作れる。 広い場所にいたら狭いところに行けば… 国内で生活コストが高いならもっと日本円が強そうな海外へ… 保険も掛け捨てじゃなければ一定年経てば貸出なり解約できるものもある。 要は、生活スタイルを若干変えてコストを下げる。これができれば、まあしばらくは糊口はしのげるのだ。 しかし、なかなか思いきれるものでもないだろう。
「支出を抑えること」の優先順位を下げよう
ただ支出を抑えていくことは、あまりおすすめできない。もちろん実際に支出を極限まで抑えるなどすればお金は作れるのだが、支出を抑えるということは、なにかが欠けてもこれでいいという気持ちになってしまうことであり、たとえば栄養が偏ったり、ストレスを溜めたり、寒さに耐えたり、水を使わなくなったりしてくわけで、年寄りにはほんとに命取りになりかねない。 入るものを増やす、というのが良い気がする。国も副業を推奨しているわけで。 でも年をおとってから、体を使うものは、体調を崩しかねない。
体を使わないでお金を作る方法
体を使わないものがいいだろう。これも世の中にはシステムがあって、不動産とかやってる人が意外と多い。しかし、仕事が終わってからだと、借入も難しくはなってくる(退職金があればできるが、それでよく騙されがちになるのがアパート経営である。素人は手出ししないほうがいい)。 あとは、株式投資が一般的には代表的なものだろう。しかし、素人は負けがち。 実は、ここで教えるが、株は簡単な勝ちルールがある。 いわゆる、株主優待が決定する時期というのがあるが、あの時期は、どんな株でもだいたい上がる。需要がまさるからだ。その翌月以降のガクンと落ちた時期、ある程度落ち切ったころに購入する。 そして、翌年の株主優待の確定前に売り切る(この時期は需要が最大になっているので、株価はそんなに低くならない)。※安定企業の場合。業績が異常に低迷している場合などは除く。 このルールで儲かる、と知り合いの中国人は言っていた。
ほかにも最近目にしたのは大阪あたりの新大阪付近でもまあ昔はいろいろあった、言い方は悪いが風俗店の多かったエリアとか、いわゆる解放同盟的な流れのあった地域問題が昔はあったエリア辺りの物件。実は建物を建てすぎたのか結構下落しているとかで、最近はありえないくらい二束三文で借りたり(借りても2万円程度)、買ったりできるらしい。これをインバウンド観光需要の増大により大阪で需要が爆発している民泊へ転用すると数年で回収できるのではないかというのがある(大阪の民泊ルールは知らないのだが)。
定年後も安心! 桐谷さんの株主優待生活 50歳から始めてこれだけおトク
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ところで無関係だが桐谷さんの旧作を紹介しておく。桐谷さんの場合はこういうのではなく株式優待を(ひたすら消化して)楽しむという感じだが、いちおうシニア向け本なのでおすすめしておく。2018年11月1日発売。
どうにもならない場合に使う借りるという手
最悪、借りてしまえばなんとかなるのだが、しかしそれはほんとに最後の最後というか、あんまりカジュアルにやってしまって、あなたはこの先に返す原資を得る可能性があるのか? 返せないでしょということになってしまうと思う。 たとえば家を持つけど金のないシニアが、特に死んでからのことは知るか、でも住むところは保持したいという場合、リバースモーゲージローン(例:東京スター銀行の「充実人生」など)に乗るという手がある。生きている間、家を担保にしてお金を極度まで借りられる。元本は契約者が亡くなって数か月で一括返済されるが、現金返済と代物返済(担保に入れている不動産)が選べる形となっている。
ようは住宅を担保にして資金を作る、死んだら家で返すみたいな形をとれるやつだが、息子娘がいるなら困るが、特にいないとか、相続税でみんなもってかれるなら現世で使うとかそういうのには悪くない気もしてきている。
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